フィールドワーク②:敎育史学ゼミ

フィールドワーク(広島県・岡山県):敎育史学ゼミ

 令和6年2月26日(月)から29日(木)までの4日間、教育史学ゼミはフィールドワークを実施しました(道徳教育ゼミと合同)。1日目は広島市に向かい、原爆ドーム、平和公園、広島平和記念資料館を訪問。原子爆弾による被害と惨状に言葉を失いました。衝撃的な内容に思考停止することなく、歴史の再検証が必要でしょう。
 2日目はフェリーで宮島に渡り、嚴島神社を正式参拝。特別に宝物も拝観させていただきました。海上にあるため、社殿や回廊、舞台などの修繕と維持にかかる労苦、神職業務の過酷さが偲ばれました。午後は広島城、おりづるタワーなどを散策しました。
 3日目はシュモーハウスを経由して、海上自衛隊呉史料館と大和ミュージアムに移動。防衛の最前線事情を知る貴重な機会となりました。日本近海を漂流する機雷の撤去は現在も行われており、人知れず国土が守られています。平穏に生活できることに感謝した次第です。広島で、戦争と平和について深く考えることができました。
 夕方には倉敷市に到着。レトロで、趣のあるホテルが出迎えてくれました。4日目は大原美術館で名画を鑑賞、そして大原本邸を見学しました。大原孫三郎(1880−1943)の地元経済界への貢献、社会事業、教育・文化の振興など、幅広い活動に頭が下がります。実は、宿泊先も大原家に縁あるホテルでした。美観地区だけでなく地域全体が大原家の恩恵を受けて発展していました。
 いずれの訪問施設でも丁寧な説明を受けることができ、実りある研修となりました。

〈慰霊〉 〈美しい寝殿造り〉
〈おりづるタワーで折鶴〉 〈潜水艦!〉
〈大原氏の足跡〉 〈楽しいゼミ交流の夜〉
2024年03月09日