歴史散策(伊賀市):教育史学ゼミ
令和5年11月1日(水)、澄みきった秋晴れの下、伊賀市で学外ゼミを実施。上野高等学校を訪問して、明治校舎を特別に見学させてもらいました。生徒会室、憩いのスペースなどがあり、日常的に生徒が使用できることに驚きを隠せませんでした。
次に、旧崇広堂[藩校]。講堂を中心とした文教場が保存されていますが、創建当時は鍛錬のための武道場があり、広大な敷地であったとのこと。師匠の教え方、子弟の学びや生活はどのようなものだったのかと想像が膨らみました。敷地内には彩り豊かな庭があり、眼福にあずかりました。
旧小田小学校(本館)は、建物は言うまでもなく、貴重な資料の宝庫。明治半ばの色ガラス窓は稀少で、射し込む陽光がやわらかでした。そのような空間で、教科書、学籍簿、教具などの展示物に接して、学校教育を振り返ることができました。
芭蕉翁記念館では、特別展の俳句を鑑賞。七夕の歌は、紀行文と趣が異なってロマンチックでした。交友関係、筆まめなところなど、俳諧師とは違った松尾芭蕉の素顔が印象に残りました。
楽しい時間は、足早に過ぎていきました。本日の興味や関心を大切にして、今後の学びに繋げていきたいものです。
〈明治校舎を背景に〉 | 〈校舎内の廊下〉 |
〈講堂での師匠目線?〉 | 〈県下最古の小学校!〉 |
〈授業風景〉 | 〈どんな音色だろう〉 |