2025年度・皇學館大学数理教育コースに理科課程が新設!
2025年9月30日から、村瀬雅俊教授による物理学講義がはじまりました。本講義では、ものの考え方、自然現象の学び方、学んだことの教えあい方、それらを踏まえて討論しながら、互いの意見を発表する「双方向授業」・「グループ学習」を展開しています。
ごく普通に見られる自然現象ですが、その現象の本質を理解して他者に分かるように伝えることは簡単ではありません。物理学的探究・数学的思考・空間時間概念・教授学習方法を含めた異分野融合・領域横断的な理論と実践が求められるからです。ここに、物理学を通して自然を学びあい、教えあうという物理を含めたあらゆる教育の原点と展望があります。
何人かの学生から意見を聞いてみましょう。
1年女子
今までの物理の授業は、問題を解くという形式ばかりだったので、ひとつの問題に対して自分たちの考えをしぼりだして討論しあう授業形式はすごく良くて楽しかった。・・・
みずから学ぼうとする姿勢で過ごしていきたい(9/30)。
1年男子
最初から、探究心をかきたてられた授業でした。・・・ みんなで考えて意見しあうのは、ちがった考え方がでてくるので楽しいです。それでまた、その意見に反論してみるのも楽しい(9/30)。
1年男子
地震が起こるかもしれないという予測の根拠は、今まで気づかなかっただけで身の周りにあったことに驚きました。・・・ 答えをただ教わることでは感じられないものがあった授業でした(10/7)。
1年男子
この時間、めっちゃ頭を使って考えました。・・・ 問題は無限にあっても、解き方は有限であり、その有限の解き方はあらゆる問題に通じていて、そこから新しい問題も生まれてくるのだとわかった(10/7)。
新設コースの物理学講義は、今はじまったばかりです。来年、みなさんと「物理学講義」で、お会いできることを楽しみにしています!
【写真:2025年10月7日 皇學館大学8号館822教室 物理学講義】
http://uvdbwsrv.kogakkan-u.ac.jp/html/100000582_ja.html
https://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~future/murase/