三重の食を楽しむ会:家庭科教育ゼミ
10月8日(日)曜日に、フレンテ三重の生活工房でみえ食文化研究会とコラボする形で「三重の食を楽しむ会」を開催しました。学生はゼミに入りたての2年生を中心に、3年生、4年生も参加して60名の参加者と、「てこね寿司」「伊勢茶マドレーヌ」「青さみそ汁」「鈴鹿豚のナムル」「伊勢うどん」そして、水出し伊勢茶および伊勢茶で作った抹茶を和気あいあいと料理したり、試食したりして交流の時間を持ちました。学生たちは下準備から調理補助、そして参加者との交流と密度の濃い時間を過ごしました。試食中には三重漁連の上地様から三重の漁業の実態について講義を聴き、さらには企画の広報をみて参加された山本さち子参議院議員からも特に県内だけではなく日本の国の農業の現状について話を聴くことができました。特に山本議員とは、試食会後も自由にお話を聴く機会が得られ、日ごろ社会のできごとに少し疎い面がある学生たちも、目を輝かせてその話に聴き入っていました。
さまざまな一般の方が参加する事業は初めてでしたが、学生たちは明るく、楽しく、きびきびと動き、彼らのはたらきにより皆さんから笑顔があふれる時間を創り出すことができました。
みえ食文化研究会とは、みえの食文化を振興していくために、県内に伝わる食文化を調査・研究し、その伝承や活用を図りながら普及、情報発信などをしていく組織として「みえ食文化研究会」が三重大学教育学部成田美代教授、大川学園元理事長大川吉崇両氏(いづれも当時の役職)を発起人にして平成10年に立ち上がりました。
今回は、三重の豊かな食材を利用して料理を作り、三重の食文化とその振興、その他参加者の日頃のさまざまな思いを食を介して気軽に語り合う会を開催しました。