倉志会夏期特別講座(数学)

 8月3日(日)に倉志会夏期特別講座が実施されました。倉志会とは中学、高等学校への教員輩出を飛躍させるため、中高教員を目指す学生をさらにサポートすることを目的として発足した会です。
 午前中の全体会の後、午後は数学の分科会が実施されました。分科会の講師には津市立東橋内中学校の池上昌和先生にお越しいただき、学生たちのために現場での指導経験をもとにみっちりご指導をしていただきました。以下は参加した学生の振り返りです。

 今回の全体会では、①現職の中学校の先生から「教師は人と人とをつなげる・つながる人」②夢を叶えた教師による現在、③教科別の勉強会、④現場の先生との座談会(質問会)の4本立てで教師に向けた学びを得た。
 ①では、生徒と教師のつながりだけではなく、生徒と生徒のつながりや保護者と生徒のつながりなどといった人と人とのつながりの大切さについて学び、つながりを育むための実践について学んだ。授業実践では、国語科「空中ブランコ乗りのキキ」と総合「20年後の自分」の授業例をもとに生徒と生徒のつながりに重点を置いていた。授業実践を通して、教師と生徒以外においても、つながりを育む人物が教師であることについては、自分自身も現場に出てから目指す姿として残しておこうと思った。
 ②では、夢を叶えて早2年の先輩から若手目線の教育現場について教えていただいた。普段であればベテランの先生が語る場であるはずなのにというのは先輩ご本人が述べていたが、新人としての目線で、その中での苦労や楽しさなど、喜怒哀楽幅広く語っていただいた。
 ③の数学科では、今年度の教員採用試験の科目「多項式の計算」「三角形の合同」「データの活用」の中から、「三角形の合同」を用いた模擬授業を行っていた。担当していただいた池上先生は、授業づくりにおいて「面白い数学の授業」というテーマで、楽しい授業のための3つ条件「予想とのズレ」「教科書を見比べる」「難しい問題(ジャンプ問題)」をもとに今回の模擬授業も構成されていた。「三角形の合同」は自分自身も覚えて書けるようにするために何度も書くことで習得していたが、ただ覚えるだけでなく、演繹と帰納を相互に用いることで証明がさらに書きやすくなるのではないかと思った。
 後半では、学生の一人が「一次関数のグラフ」を模擬授業で行い、先生による講評を行った。授業構成がよくできておりかなりよくできていた。授業を行った学生はかなりハイテンポで進んだと述べていた通り、授業が1時間でかなり進んだものとなっており、こちらについては今後の実践を通して検討してみたらいいとアドバイスをもらっていた。数学科の勉強会は終始盛り上がっており、学生一同非常に濃い時間となった。

2025年08月06日