ゼミ紹介

社会科学に関わるさまざまな分野の本を読み、発表・討論をする。年間1000頁を目標にがんばる。人の発表をしっかりと聴き、自分の考え方と違ったときに、自分を発展させるチャンスが訪れる。いわばその食い違いがどこに由来するのかを、徹底的に検討するとき、そこにいわばアウフヘーベン(止揚)が起き、お互いの発展につながる。こうした機会がこのゼミにはふんだんにあり、1年たつとその成長にはめざましいものがあることを、これまでの先輩が証明してくれた。

ゼミ活動

本を読んで、まとめ、発表をする。これを20分間で行い、その後フロアからの質疑応答、教員からの質問、補足説明などでほぼ45分、これが終わると次のゼミ生が同様に発表する。これをひたすら毎週くり返すことになる。発表者は非常に緊張するが、それによってえられるものも多い。最初の頃は、与えられた箇所を発表するだけで精一杯だったゼミ生も、くり返すうちに、それでは駄目であることに気づくようになり、該当箇所にかかわる別の本にも目を通してくるようになる。その結果、各自が他に負けないように頑張るようになり、相乗効果で、毎年見違えるように成長する。これが実習や、採用試験、企業での面接、自己アピールにも大いに役立つこととなる。こうして2~3ヵ月もたつと、「ゼミが待ち遠しくて仕方がないようになる」と、すべてのゼミ生たちが言ってくれる。こちらもみんなが手に取るように成長していくのを見るのが、楽しくてしかたがない。
以下にここ2、3年に読んだ本を記しておく。
深草正博『「文化と環境」の教育論』皇學館大学出版部,2009年 /デューイ『学校と社会』岩波文庫、1957年/ショーペンハウアー『読書について』光文社、2013年/広岩近広編『わたしの〈平和と戦争〉』集英社、2016年/デカルト『方法序説』岩波文庫、1953年/福沢諭吉『学問のすゝめ』岩波文庫、1942年/ルソー『エミール(上)』岩波文庫、1962年/ロック『教育に関する考察』岩波文庫、1967年 /エレン・ケイ『児童の世紀』冨山房百科文庫、1979年、など

卒業論文題目(2019年度)

・ディズニーを通した異文化理解の授業提案
・新宗教2世に対するアプローチの必要性に関する一考察
・伊勢神宮を教える
・小学校における自己肯定感とコミュニケーション能力の関連について
・寺子屋教育を現代に生かすための考察
・いじりを学校現場で指導する
・伝統文化と教育・近江商人と、それを育んだ教育に関する一考察
・映像制作と教育・福沢諭吉の文明段階説の研究
・学校の中の外国人・失敗経験を糧とする教育