特別支援教育コース

 特別支援教育は「発達障害」や「知的障害」「肢体不自由」「病弱」など、さまざまな「障害」のある子ども一人ひとりの「教育的ニーズ」や「思い」をていねいに受けとめ、それらにきめ細かに応える教育を行うことを目指してすすめられています。
 このためには、「障害」とはどのような状態を指すのか、「障害」にもとづく、それそれの子どもの発達面や学習面、行動面、社会生活面等での課題や問題はどのようなものであるのか、それらに対してどのような支援や対応が必要であるか等々についての知識・理解・技能・態度(考え方)等をしっかりと身につけていくことが求められます。ですから、特別支援教育を目指す人は、教育学、心理学、医学、福祉等々の分野にわたって幅広く学んでいくことが必要になります。
 しかし、特別支援教育を学び、あるいは実践していくさい、何といっても忘れてはならないことの第一は、「障害」のある子も同じ一人の人間であり、それぞれの子どもには計り知れない可能性があり、人間としてのさまざまな「思い」をもって、みずからの人生を生きているということです。特別支援教育に携わる人にしっかりした人間観をもつことが特に求められているのは、このためでしょう。
 本コースは、平成22年度から設置され、今年で三年目を迎えました。スタートして間もないコースですが、「障害」のある子一人ひとりの思いに深く寄り添い、保護者の方々と協働しながら、人間としてのより豊かな生き方を共に目指して、教師としての学びを続け、歩んでいます。

本コースでの学びや体験は教育の根幹にかかわるものばかりです。本コースでの学びや体験を通じて、特別支援学校に限らず、特別支援学級や、通常学級等において、教師として子どもと接していく上での基本となる大切なことを多く身につけることができると考えております。

何を学ぶのか

本学部卒業に必要な単位のほか、小学校または中学校・高等学校
(保健体育)の免許状(基礎免許状)を取得するために必要な科目の単位、および特別支援学校教諭一種免許状を取得するために必要な以下の科目の単位を取得します。

  • 「特別支援教育の基礎理論に関する科目」(「特別支援教育総論」)
  • 「心身に障害のある幼児、児童又は生徒の心理、生理及び病理に関する科目」(「知的障害児の心理・生理・病理」など)
  • 「心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目」(「特別支援教育課程論」「障害児療育論」「障害児指導法Ⅱ」)など)
  • 「心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目・心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目」(「障害児心理学」「知的障害教育Ⅰ」「特別支援教育授業論」「障害児指導法Ⅰ」など)
  • 「心身に障害のある幼児、児童又は生徒についての教育実習」

どう学ぶのか

  • 講義によって特別支援教育や障害、発達等の知識を獲得する
  • 実習(教育実習など)によって特別支援教育を担う教師としての指導経験を積む
  • 教材作成を通して特別支援学校等での教材研究の仕方を学ぶ
  • 学習指導案作成を通して特別支援学校などでの学習指導案の書き方を学ぶ
  • レポートの作成を通して論理的思考や文章作成技術を獲得する
  • 討議によってコミュニケーション技術を学習する
  • プレゼンテーションによって発表技術(パソコンによる資料作成を含む)を学習する

将来の進路